あ、はい

コンビニで「お弁当温めますか?」とか聞かれたときの返し、「はい」の難易度って高いです。ここで言う難易度ってのはあれです。如何に変に思われないか、如何に「この人余裕あるなぁーー」と思われるのかの難易度のことです。余裕ある「はい」が出せる人ってなんなんでしょうね。ちなみに「ありがとうございます」は難易度が低いです。
なんで「はい」の難易度が高いかって言うと、例えば「はい」って言おうとしたけど、声が裏返って「ひゃい」みたいになっちゃっときに、もう「ひゃ」で失敗した時点で、残りの「い」ではもう取り返せないんです。仮にここで人生史上最高の「い」を出したとしてもたぶんダメです。ここで羽生善治に交代してもらっても逆転できないくらい詰んでます。
そこをいくと「ありがとうございます」なんてのは楽勝です。痰が絡まって「がりがとうございます!」とか言って最初の「あ」で失敗したとしても大丈夫です。ご安心ください。残り9文字もありますからね。歩いても間に合いますよ、ははっ、はははは!さらにここで絶好調の「ございます」を繰り出せば「(あら?今この人がりがとうって言った?いやまさかね、こんな綺麗な「ございます」を持ってる人が、がりがとうなんて(笑)やだあたしったら、うふふふそんなことあるわけないじゃない、もうばかばか)」というように「がりがとう」事件をもみ消すことも可能です。
そう考えると「あ、はい」みたいな、なんでも最初に「あ」て付ける人いるじゃないですか。俺がそうですけど。あの「あ」はもしもの時の保険というか発声練習みたいなもんなんじゃないでしょうか。じゃあ毎回発声練習してる俺のプロフェッショナルさって相当すごいんじゃないか。しかもさらに周到な俺は最近「はい」ではなく「お願いします」と言うように変えたのです。「お弁当温めますか?」「あ(発声練習)、お願いします」という感じ。無敵だ。

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