おっぱいゾンビ

最近、己の勘のみで何かを選ぶことってほとんどないです。映画とかテレビとか漫画とか音楽とか。
大体ネットでレビューなり評判なりを見てから自分でも見てみるというパターン。テレビなんかもとりあえず適当にひと通り録画しておいて、話題になってるのがあったら、「へーじゃあ見てみようかしら」というなんにも考えてないうんこちゃんなんですが、さらにうんこなことに、事前に人の感想見ちゃってるもんだから「そういえばあの人こういう感想言ってたなー、確かにその通りだなー。わたくしも全く同じ意見でございます!」って思うだけで自分の感想というものを全く持ってないのです。ちなみに、確かにその通りじゃない場合のときは、確かにその通りじゃない人の方の感想を確かにその通りだと思えばいいだけなので無敵なのです。何を言ってるのかわからないと思いますが、無敵なので問題ありません。
どこからも干渉されずどこにも吐き出さず、思ったことを自分の中だけでこじらせたほうがいいんじゃないかと最近思います。いやこじらせるどころか、グツグツ煮込んだ上にボコボコ泡が出てるくっさいくっさいヘドロ状の物体を固めて、ところてん突きでぐにゅーっと出したものの方がいい気がしてきたので、そうだ!これからしばらくレビューとかいう心を惑わせる悪魔の囁きは見ないようにしよう!
と意気込んでいたところ、なぜかわかりませんが、この前おっぱいゾンビとかいう映画を間違えて2回借りてしまいました。おっぱいゾンビがレンタル開始されてからこの数ヶ月で、こんなヘビーローテーションをしたのは日本中探しても100人もいないんじゃないでしょうか。
所詮俺の勘なんてものはこの程度だということみたいです。タイトルからして紛れも無いこのゴミゴミ映画に何かを期待して2回も手に取るほどの勘しか持っていないのです。そもそも他人のレビュー見ただけでぶれるやつに勘などあるわけがありません。
2回目のときですら、ワクワク期待しながらDVDをプレイヤーに入れて、どこかで見たことあるピエロが出てくるまで全く自分の犯した過ちに気が付きませんでした。きっと過去の俺は、期待を見事に打ち砕かれ、こんなはずではなかったと記憶を消したのでしょうか。そこで学習した俺は記憶から消えないようにブログに書いておこうと思ったのです。未来の俺よ感謝したまえ。
唯一の救いはネットでレンタルしたということです。実店舗で2回も借りてしまっていたら「おい、おっぱいゾンビ来たぞ」「おい!おっぱいゾンビが生きる借りてったんだけど!?」と2度とあそこの交通の便もいいGEOにいけなくなってしまうところでした。しかしネットレンタルも「お前またこれ借りるの?好きだねー」的な忠告機能があればいいのに。
でも言うほどゴミ映画じゃないです。ほんとです。こういう映画を否定しちゃうのってダサくない?とかそういうことでなく、結構面白いです。結構って言ったのは、こういう映画を大絶賛しちゃうのって逆にダサくない?とかそういうことでなく、結構面白いです。キチガイ変態一家の母ちゃんのキャラとか面白かったです。(ちなみに吹き替え版じゃない母ちゃんの方が面白いです)あと設定も別におかしくなかったし、あと車椅子に乗ってくるゾンビってなかなか見られないですよ、あと最後まで飽きずにみられたし、これって俺の勘もそこまであれではなかったということになると思います。これからもあんまりレビューを見ずに頑張っていこう。

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